健康的な肌には役20%から30%ほどの水分が含まれていますがこれが20%以下になると乾燥肌となります。
それを防ぐためにも顔に化粧水で潤いを与え乳液で化粧水が蒸発しないために蓋をすると言われています。
ただし乳液の「油分」にはそれほど保湿する力はないのです。
では何の成分で保湿をするのか?保湿成分は様々なものがありますがその中でも最も保湿力が高いのが「セラミド」なのです。
保湿がしっかりと出来ていれば乾燥肌を防げますしニキビや肌荒れなど肌のトラブルも防ぎ、美肌への道がひらけます。
しかし一言にセラミドと言っても様々な種類のセラミドがあります。
美々子
ひよこ先生
目次
保湿効果抜群!セラミドで肌に潤いを
潤った肌が出来るのは肌自身が保湿物質を作り角層内にしっかりと水分が蓄えられている状態だからこそです。
肌に水分が蓄えられている状態を保ていればお部屋が乾燥していようとも肌の水分が蒸発してしまうことはありせん。
その役割を大きく果たすのが「セラミド」です。
セラミドの保湿力
セラミドという成分をご存知ですか?化粧品関係のCMなどでも聞いた事をある人もいるかと思います。
このセラミドが本来結合しないはずの水と脂質を繋ぎ合わせる鍵となります。
例えば赤ちゃんの肌はもちもちでプルプルでまさに理想的なお肌ですよね、
これは赤ちゃんの肌にはセラミドが非常に多いからというのが理由なのです。
セラミドの種類と化粧品の選び方
セラミドは化粧水ではなく乳液や美容液に配合されています。
そのセラミドが含まれたものならどれでもいいのか?という事ですがそうではありません。
理想はセラミド成分の配合量が高い美容液です。
成分量までは余り記載されていない事が多いですが、例えばセラミドの成分が0.5%のものだとしても十分な成分量が含まれています。
ものによっては3%や4%のものセラミドが配合されている商品ありますが、これらは超高濃度にセラミドが配合されている事になります。
肌の状況や必要によって使い分けていきましょう。
セラミドの種類で最も効果的なのは人型セラミド
セラミドには以下のように様々な種類があります。
- ヒト型セラミド
- 植物性セラミド
- 天然セラミド
- 馬型セラミド
以上のように色々な種類のセラミドがあり、メーカーがそれぞれの種類が配合されていますと謳っていますがセラミドで本当に効果があるのは「ヒト型セラミド」です。
人型セラミドは保水力が高く、人の肌に本来あるセラミドに非常に近い成分で出来ているので肌への親和性も高く非常に浸透しやすい成分なのです。
しかし人型セラミドにもデメリットがあります、それは価格た高い事です。
ですがその分効果が実感しやすいので、価格が安いからといって本当に肌にうるおいを求めるのであれぼ他のセラミドは選ばずに人型セラミドを選ぶことをおすすめします。できる事であれば最低でも3000円以上の化粧品を利用しましょう。
6タイプのセラミド
ヒト型セラミドの中にもまた種類があり、セラミド1から6まであります。
この内選んで頂きたいのは「セラミド1、2、3」のいずれかを含む商品です。
この1、2、3、のセラミドが特に保水力に優れており、それぞれの効果は以下の通りです。
- 水分を保つ機能を持ち、外部からの刺激に対する優れたバリア機能
- 高い保湿機能
- 保湿の機能と、シワを軽減する機能
- 角質の脂質バリア層の作成
- 角質の脂質バリア層の作成
- 水分保持、ターンオーバーの促進、シワを軽減する機能
安くてもヒト型セラミドの1、2、3などが含まれている商品もありますが、ドラッグストアなどで売っているプチプラな化粧品には微量にしか成分が含まれていない可能性もあるので注意。
保湿成分の種類
セラミド配合の化粧品は高くて買えない!という方もいると思うので他にどんな保湿成分がおすすめなのかを紹介します。
前提として保湿成分には水分をキープする方法が色々とあります。
そのうちの3つの方法が以下の通りです。
水分を挟み込むタイプ
水分を保持する力が最強なのがこのタイプです。
- セラミド
- スフィンゴ脂質
- 水素添加大豆レシチン
- ステアリン酸コレステロール
水分を抱え込むタイプ
乾燥状態でも水分を抱え込みキープしてくれるのがこのタイプです。
スキンケアアイテムとしてはボディクリームやハンドクリームによく配合されています。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- ヘパリン類似物質
水分を掴むタイプ
水分を吸湿する性質がありますが、それほど水分の保持力があるわけではありません。
- 天然保湿因子(NMF)
- プロピレングリコール(PG)
- 保湿成分って色々あるんですねー、勉強になります!
美々子
ひよこ先生
同じ成分が入っていても配合量によって価格もピンキリピヨ。気をつけるピヨ。
3種類のタイプの保湿方法
上記にように3種類のタイプの保湿方法があります。
理想としてはセラミドを含めた「水分を挟み込むタイプ」の成分がおすすめです。
スフィンゴ脂質やステアリン酸はセラミドよりも保湿力は下がりますが、その分価格も控えめなので手が届きやすいです。
次に「水分を抱え込むタイプ」ですが、この中に含まれているヒアルロン酸は水分を蓄える力が非常に高いので敏感肌の方におすすめです。
よく名前を聞くコラーゲンですが、これは化粧品として配合される場合は保湿成分となりますが残念ながら真皮までは吸収されません。
食品で摂るセラミドの効果
セラミドの配合されている食品やサプリメントを摂ることによって保湿効果はあるのか?という疑問ですが、口に入れることによってとるセラミドには現在はまだ科学的根拠がなく未知数な部分があります。
なので余り過度な期待は出来ないですが、全く意味がないということは無いはずなので日々の食事などに取り入れていくのもいいでしょう。
セラミドを含む食品
セラミドは米、小麦、牛乳、こんにゃく等に含まれているので普段の食事にかなり取り入れやすいです。
特にこんにゃくには多くのセラミドが含まれています。
また「フィトケミカル」という栄養素があるのですが、こちらを摂ることによってセラミドの生成の手助けになります。
- 赤ワイン
- コーヒー
- 緑茶
- にんじん
- かぼちゃ
以上の食品の他にも、多くの植物にはフォトケミカルが含まれているのです。
サプリメントでも手軽にセラミド配合のものが販売されているので、そちらで補うというのも1つの手です。
正しいセラミドの使い方
あなたは普段どんな化粧品を使って保湿をしてきました?
もしかすると日々行なっている保湿の方法は間違っているかもしれません、
今一度正しいスキンケアの方法を学びましょう。
化粧水で保湿はほぼ望めない
化粧水というのは成分はほぼ水で出来ており、水にはセラミドなどの保湿成分は配合されづらいのです。
しかも水は肌の奥まではいっていきません、浸透しても角層の約2割程度なのでこれでは保湿としての役割を果たせていません。
さらに化粧水の水分が蒸発する時に同時に肌の水分までも奪ってしまい逆効果となってしまうので絶対に化粧水だけの使用というスキンケア方法は避けましょう、保湿どころか乾燥を加速させてしまいます。
肌トラブルの予防にも大事なのは保湿
オイリー肌や大人ニキビの予防改善にも保湿は必須でセラミドは非常に効果的です。
乳液や美容液はベタつくから抵抗があるといって利用しない方もいますが、化粧水だけだと水分不足となり肌がテカリ、バリア機能が低下しニキビができやすくなってしまうので保湿は毎日行いましょう。
また洗顔料でしっかりと汚れを落とした上で保湿ケアをすることによって保湿成分が肌へとしっかりと浸透されやすくなります。
乳液で保湿する際の選び方
化粧水だけでは水分が蒸発して肌を守る事はできません。
そのためにも乳液は必要ですが乳液ならなんでもいいという訳ではありません。
通常販売されている乳液の成分は、
水分:約60%
油分:約20%
で構成されています。
このように乳液も水分の方が多いので肌から水分を蒸発防ぐには物足りません。
しかしセラミドや水分をキープ出来るような保湿成分が入っている乳液なら話は別です。
美容液にセラミドが配合されている場合ではセラミド配合の乳液は不要ですが、乳液自体には肌を柔らかくなめらかにする効果が望めるのは合わせて使うことをおすすめします。
保湿に有効な成分まとめ
ここまで読んでいただいていかにセラミド成分が重要な役割を果たすか理解していただけたでしょうか?
また敏感肌の方には「ヒアルロン酸」が配合されているクリームタイプの化粧品などもおすすめです。
化粧品を購入される際はしっかりと成分表示を確認して有効成分が含まれているものを利用して美肌を目指しましょう。
美々子
ひよこ先生
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