気づいたら出来ている顔のシミ。
これからずっとそのシミと付き合っていくと考えると憂鬱になりますよね。
美容液やスキンケアを毎日しているのになかなか消えないシミですがどうすれば消えるのか、予防出来るのか詳しく説明していきます。
目次
シミの種類と対策方法
一言にシミと言っても様々なタイプのシミがあります。
そのシミのタイプによって消したり薄くしたりする方法は変わってきます。
タイプ別のシミを薄くする方法
まずは自分のシミがどのタイプなのか、どのタイプの美白成分が効果があるのか知ることから始めましょう。
老人性色素斑
多くの場合のシミはこのタイプです。
主に紫外線の影響で出来てしまうもので頬骨の高い位置に出来やすく、薄い茶色から年月を経て濃い茶色に変色していきます。
このタイプは初期の頃であれば美白化粧品を使用することで色を薄くする効果がありますが、くっきり出来てしまったものはレーザー治療でしか消すことが出来なくなります。
雀卵斑(そばかす)
白人に多くみられる小さいタイプのシミで、鼻を中心に散らばって出来るのが特徴です。
美白化粧品の効果はありますが、遺伝によって出来るものなのであまり薄くならないことも多いです。
脂漏性角化症
シミからイボのように盛り上がってきたもので、手の甲などに出来る茶色いシミもこのタイプが多いです。
皮膚自体が変化してしまっている為美白化粧品での効果は期待できません、レーザー治療や液体窒素などの凍結療法で消せる場合もあります。
肝斑
妊娠中や更年期の人に多くみられるタイプのシミで、ホルモンバランスが崩れた時に出来やすく頬骨あたりに茶色や灰色などのシミが左右対称に出来ることが多いです。
こちらは美白化粧品が有効なタイプでピーリングや内服液などの使用も効果的です。
他にも漢方薬を使うのも有効な手段です。
炎症制色素沈着
ニキビ跡や傷跡などが茶色くなりシミになったものです。
こちらも美白化粧品が有効なタイプで、おすすめの美白成分はビタミンC誘導体です。
ピーリングも有効ですが消えるまで数年かかる場合もあります。
花弁状色素斑
海や屋外プールなどで日焼けした後に肩から背中にかけて出来るシミです。
こちらは美白化粧品の効果はほぼなく、レーザー治療を受けることが必要です。
美白化粧品の選び方
シミの種類のよって美白化粧品の成分も重要になってきます。
今使用している化粧品には本当に必要な美白成分は配合されていますか?
美白成分の種類
厚生労働省が認めている美白成分の種類です。
- ビタミンC誘導体
- ルシノール
- アルブチン
- コウジ酸
- エラグ酸
- リノール酸
- トラネキサム酸
- カモミラET
- マグノリグナン
- プラセンタエキス
- 4MSK
上記のように美白化粧品には医学部外品指定の製品が含まれているもであったり、そうでないものもあります。
もし自身でどの成分が効果があるのかわからない、選べないと言う方は上記の成分から選ぶことをおすすめします。
自分の肌に合う成分
結局のところはどの美白成分が自分の肌に合うかは誰もわかりません。
少し時間はかかりますが、使い続けることで自分の肌に合うかを確かめていきましょう。
強いてあげるのであればビタミンC誘導体やカモミラETなどの成分が含まれたものは美容皮膚科でもよく利用されているのでおすすめです。
美白化粧品の使い方
シミ対策、美白ケアの基本は「予防」からです。
夏だから紫外線対策をしよう、冬は紫外線が少ないから手を抜こうとかでは万全なシミ対策はできません。
いずれの季節も紫外線は出ていますしシミの原因となるメラニンは肌の中で活動しています。
大切なのは毎日美白ケアをすることで、美白成分がしっかりと配合されている美容液を利用してください。
また週に1回のマスクやクリームを利用することにはあまり意味がありません。
もしそういったものを利用するのであれば日々定期的に利用するようにしましょう。
その為にも気軽に使えるもので、金銭的な負担も少なくずっと使い続ける事が出来るものを選ぶことが美白化粧品を選ぶコツとなります。
ピーリングでメラニンを排出
上記のような美白ケアをしっかりした上でピーリングも行うことでさらにシミ対策の効果があります。
ピーリングにはできてしまったメラニン色素を排出する手助けになります。
なぜならメラニンの排出はターンオーバーのサイクルで排出されるのですが、ターンオーバーはどうしても年齢を重ねるごとに遅くなってしまいます。
それをピーリングで補い、ターンオーバーを早めることによってメラニン色素を排出するスピードが上がるからなのです。
特に体にできたシミは消えにくいのでこういった方法がおすすめです。
毎日のシミ予防が効果的
シミは遺伝でできてしまうものもありますが、大きな要因としては日焼けが挙げられます。
日々の化粧品での日焼け対策はもちろん食事によっても日焼けはケアを出来るのでしっかりと対策していきましょう。
ファンデーションで日焼け対策
パウダーファンデーションには紫外線防止効果があります、なので日焼け止めを塗った後にパウダーファンデーションを重ねて塗ることによって更に効果的な日焼け対策(UVケア)ができます。
夏だけではなく冬や他の季節でもきちんと日焼け止め対策を行いましょう。
食事でシミ対策
聞いたことはあるかと思いますがシミ予防にはビタミンCが効果的です。
ビタミンCにはメラニンの沈着を抑えてシミを薄くする作用があるので是非取り入れたい栄養素です。
ただしビタミンCは体内に蓄積することはできないので毎日数回に分けて摂取することが大事です。
他にもシミ対策として有効なのがビタミンAです。
こちらはビタミンCとは違い体内に蓄積することが可能です。
- 赤パプリカ
- 黄パプリカ
- 菜の花
- ブロッコリー
- カリフラワー
- 柿
- キウイ
- いちご
- キャベツ
- じゃがいも
- ミニトマト
- 鶏レバー
- うなぎ
- にんじん
- 春菊
- ほうれんそう
- かぼちゃ
- 小松菜
- ニラ
- 青梗菜
上記のような食品を日々の食事に積極的に取り入れていくようにしましょう。
シミの原因と美白成分の役割
シミ対策に美白成分と言ってきましたがそもそも美白成分とは何なのか?
シミの原因のメラニンとはなんなのか?説明します。
シミが出来る流れ
紫外線に当たると肌の内部を守る為に細胞が働き出し、メラニンを作ろうとします。
そうすると同時にメラニン色素が作られ始め、結果的に肌にメラニン色素が定着してしまうのです。
通常であればそのメラニンはターンオーバーによって排出されるのですが、そのターンオーバーが遅くなったり様々な理由によってメラニン色素が残ったままになることがシミの一つの要因となります。
美白成分の効果
美白成分の中にはその「メラニンを作る」という役割を制御する成分があるのでその成分を効果的に使いましょう。
他にも同様に「メラニンを色素に変換する」という働きを抑える成分があります、これは基本的にはメラニンがシミになってしまう前に予防として利用することがメインの働きとなります。
シミと美白のまとめ
出来上がって年月が経ってしまったシミを自分の力だけで完全に消すことは非常に困難です、
そうなる前に対策そして予防することが非常に大事になってきますので日々のスキンケアと日焼け対策を怠らないようにしていきましょう。